被災地復興のALCパネル
東日本大震災から6年が経過しました。政府が策定した復興期間は10年です。その計画では当初の5 年間の「集中復興期間」を終え、平成28年度からは後期5年間は総仕上げともいえる「復興・創生期間」へ移行しました。復興の現場でALCパネルがどのように使われているのか、今回は岩手、宮城両県の沿岸部の事例をご紹介します。
※画像の写真をクリックすると詳細ウィンドウが表示されます。
東日本大震災から6年が経過しました。政府が策定した復興期間は10年です。その計画では当初の5 年間の「集中復興期間」を終え、平成28年度からは後期5年間は総仕上げともいえる「復興・創生期間」へ移行しました。復興の現場でALCパネルがどのように使われているのか、今回は岩手、宮城両県の沿岸部の事例をご紹介します。
※画像の写真をクリックすると詳細ウィンドウが表示されます。
ALCパネルが採用された建物の用途は多岐にわたっています。被災地の復興にはいずれも建設が急がれるものであり、ALCパネルの優れた特性が活かされました。とりわけ、乾式構法による施工の簡便性が工期の短縮に大きな効果を上げています。
RC 造とS 造外壁ALC 建物を比較した場合、下図のような工期短縮のメリットがあります。
現場塗装によってデザインの自由性が広がります。またALCパネルには表面にデザイン加工を施した意匠パネルなどもあり、建物に個性的な表情をプラスします。
普通コンクリートの約1/4 という軽さでALC パネルは建物の軽量化に貢献し、地震の影響を受けにくくします。
また独自の取付け構法「縦壁ロッキング構法」や「横壁アンカー構法」は、地震時の建物への変形追従性を高めます。