新しい賑わいを創りだす空間にALCパネル
各地で市街地の再開発が進められています。形は様々ですが、そのエリアの利便性をさらに高め、活気ある街づくりをめざすことが共通の目的といえるでしょう。新しい歴史を刻みはじめたその拠点にも、半世紀以上の歴史をもつALCパネルが使われています。今回は三つの事例を紹介します。
鹿児島中央タワー
鹿児島市中央町19・20番街区第一種市街地再開発事業として、昨年竣工しました。この事例も複合型で、商業施設、多目的ホール、住居などで構成されています。1階部分は昔からの商店街につながり、2階部分は鹿児島中央駅と市電通りをまたいだエリアにそれぞれ歩行者デッキで結ばれて利便性を高めています。
ALCパネルは8~24階の住居部分の外壁に使用されていますが、商業施設部分には薩摩切子をモチーフにしたオリジナルの意匠パネルが使われています。
・地上24 階、地下1 階
●ALC パネル使用部位:外壁、間仕切壁
甲子園プラスの意匠パネル
甲子園プラス
昨年、西宮市の阪神甲子園球場の南側に「甲子園プラス」がオープンしました。
「甲子園歴史館」、シミュレーション野球の体験施設、野球用品専門店などが入った野球色いっぱいの複合施設です。2階は球場と歩行者デッキで接続され、甲子園エリアを活性化するねらいが込められています。
外壁に使われているのがALCパネルです。蔦をモチーフにしたオリジナルの意匠で、甲子園球場らしさを演出しています。
・地上3階
●ALCパネル使用部位:外壁、間仕切壁